洋書入門 初めの一歩

こんにちは!何だか偉そうなタイトルですが、これまでにもご紹介してきた洋書を読むときのポイントをまとめてみます。長くなりますが、お付き合いください!

 

1 とりあえず、洋書を買おう!

洋書を読んでみたいけれど、なかなか手が出せずにいるあなた!迷っていないでとりあえず買っちゃいましょう!ペーパーバックなら高くても1500円ぐらいで買えます。
ちょっとでも興味があるならぜひ一歩踏み出してみてください!高校生レベルの単語力と、文法知識があれば読める本はたくさんあります!
 

2 で、何を買おう? 

洋書を買う気になったところで、何を買うか決めましょう。ここ、重要です。ここで見栄を張って難しい本を選ぶと高確率で挫折します(笑)
私のオススメは、Middle Grade(小学生)Young Adult(中高生)向けの本です。子供向けと侮るなかれ。ハリーポッターのように、大人も十分楽しめる作品はたくさんあります!
 
洋書多読について調べると、初めは絵本ぐらいの薄い本から始めるのが主流なイメージですが、私はあえて、300ページぐらいのボリュームから始めることをオススメします。理由は2つ。1 コストパフォーマンスが良く、2 達成感が湧くからです。
 
私は初め、Nate the Great いう60ページの本を850円ほどで買ったのですが(書店で買ったせいでもある)、あと400円ほど出せばハリーポッターと賢者の石が買えるという衝撃の事実に直面しました。
達成感に関しては、やはり絵本を読むのと、小説を読むのとはだいぶ違うのは想像できると思います。もちろん絵本には絵本の良さがあるのですが、これを読み通したんだ…!という自信にはあまり繋がらない気がします。
 

3 で、どうやって選ぼう?

さて。Middle Grade か Young Adultの本を買うと仮定して、ここから先はどうやって本を選ぶか。
私のオススメはこちら
  1. 翻訳版を読んでいて、気に入った本を買う
  2. とりあえず、ベストセラーを買う
翻訳版を読んだことがあって、なおかつお気に入りの場合、セリフまで覚えていなくてもだいたいの筋は覚えているはずなので、知らない単語が出てきても、なんとなく乗り切れます。初めのうちはこれもアリです。答え合わせも可能です!
ここで注意!ロアルドダール好きのみなさん!ロアルドダール作品は言葉遊びが多いので、案外厄介です。話は知ってるのになかなか入ってこない…という問題も発生しやすいので、初めの一冊には向かないかな…と思っています。
 
いやいや、読んだことない本がいい!というそこのあなた。とりあえずベストセラーを買っちゃいましょう。売れているのには理由があるわけですから、高確率で面白いはずです。Amazon.comのランキングを見るのもいいかもしれません。
 
Middle Gradeなら、Harry Potterはもちろん、Percy Jacksonのシリーズが人気ですね。

 Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief - Book One


Young Adultだと、Twilightの他にThe Hunger GameやDivergentがベストセラーとして挙げられます。

The Hunger Games 

Divergent (Divergent, Book 1) (Divergent Trilogy)

有名どころだとこんな感じですが、決める前にあらすじには目を通しましょう!舞台設定などが根本的に気に入らないと、挫折します。
 

4 媒体、何にする?

ハードカバー、ペーパーバック、電子書籍、オーディオブック。この4種類が主な媒体です。この中で私のオススメはペーパーバックです。
私は本棚に本を並べるのが好きなので(笑)電子書籍を使わないのですが、手軽さとコストの面で電子書籍は優れていると思います。他にも電子書籍を好まない理由があるのですが、それは後ほど。
ハードカバーは見栄えが良くて、なんかカッコイイですが、1 高い 2 重いという弱点があります。よっぽど好きな作品をハードカバーで揃えるのはアリかも。
オーディオブックは、よほどリスニング力に自信がある方以外はやめましょう。慣れてくると、自分で読むのとも映画を観るのともまた違った楽しみ方ができますので、お楽しみに。
 

5 どこで買う?

一番のオススメはBook Depositoryから自己輸入することです。送料無料で、発送から10日ほどで日本まで届きます。素晴らしいです!詳しくはこちら↓

次がAmazon。何と言っても手続きが日本語なので、安心です。ベストセラーならたいてい買えるはずです。

実際書店に言って買う方法もありますが、値段が高いことが多いです。ネットで1200円ほどの本が店によっては2000円近くなっていることもあるのでご注意を。ただ、実際日本を見ることができるので、近くに大きめの本屋があって洋書を取り扱っている場合は利用してみるといいかもしれません。

ブックオフで、掘り出し物に出会える可能性も僅かですがあります。ブックオフに行ったらとりあえず洋書コーナーを探してみましょう。Twilightあたりなら、あるかも…?


6 洋書を読もう!!

ようやくこの段階まできました!私が洋書を読むときのこだわりがこちら。

1 極力辞書はひかない!
辞書を1回引き始めると、キリがなくなってしまいます。しかも、同じ単語でも前後の文によって意味が変わることさえありますから、時間がかかります。受験勉強ではないので、正確に意味を捉えることよりも話の流れに乗る方が大事です。頭の中で日本語に訳さなくても読めるようになればこっちのもんです!(笑)

とはいえ、あまりに意味がわからないと読むのも楽しくないので、何度も出てくる単語はOK、5回出会ってわからなかった単語は調べる、などのルールを作っておくといいですね。意味がわからない単語でも、何度も見るうちに …もしかして、こういう意味?とピンとくることもあるので、そうなったらさっさと調べて答え合わせをしましょう。合っているとテンション上がります(笑)

私が電子書籍を好まない理由のひとつがここにあります。電子書籍って、わからない単語をタッチするとすぐ意味が調べられるのです!一見便利なのですが、そのおかげで次々単語を調べてしまい、話しの流れになかなか乗れませんでした。これはもう好き嫌い、向き不向きの問題なので、あなた次第です!

2 楽しむ!

とりあえず楽しむことが重要です。1日10ページ読む!なんてルールを作るのもナシではありませんが、嫌々読むのはもったいないので、基本は読みたいときに読みましょう!そして、読んでいる本がどうしても好きになれないときは潔く諦めましょう。無理に読んで洋書を読むことにマイナスなイメージを持つことになるのが一番最悪です!和書、洋書に関係なくどんなに人気の本でも何かが自分には合わない、ということはありますからね。

私が、The Land of Storiesという本を読んだ時、何ヶ月も寝かせた(つまり放置)結果、ほぼ1年かかりました。単語力が低すぎたのが原因だと思っています(笑)大学受験向けの単語帳の重要単語を押さえている人ならそこまで困らないはずです。初めは時間がかかるもの、として焦らずいきましょう!


長〜くなりましたが、初めの一歩はこんな感じです。洋書に興味はあるけれど迷っている方のお役に立てれば幸いです。

大人の方はもちろん、私は中高生にこそ洋書を推薦したいです。英語の点数が上がるかは別として、長文アレルギーはなくなります(笑)そして、続ければ読むスピードも上がる!楽しいし、本が好きなら一石二鳥です!ぜひ!

Me Before You

こんにちは。
今回ご紹介するのはこちら。
Me Before You

Me Before You

まず、私の評価から。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 星5つ

この本を読む前の私のコメントはこちら。
(翻訳版のあらすじを受けて)テーマとしては難しいところもありますね。発売されたのは2012年ですが、映画化が決まって今注目されている本で、BookTuberたちもこぞって読んでいる模様。今年映画が公開されるこの作品。日本でも公開するといいですね。泣ける作品らしいのですが、本を読んであまり泣かない私は泣くのか…そこも楽しみです。
これを見て分かる通り、私の中でこの本は映画化する泣ける本ぐらいの認識でした。そんなわけで、本や映画ではめったに泣かない(映画に関しては泣いたことがないと思う)自分が泣くかちょっとワクワクしてるぐらいでした。

が、この本は全くもって軽い本ではありませんでした。むしろとても重いです。とういわけで、この本が気になっている皆さんの中に、多読の練習としてサラッと読める本を探している方や、楽しい本を読みたい気分の方がいたら、別の作品を探すことを強くお勧めします。


ここでもう一度日本語版のあらすじを引用します。
6ヶ月限定の介護職についたルーが出会ったのは、事故で四肢麻痺になった、かつての実業家ウィル。はじめは冷たい態度をとるウィルだったが、ルーの実直な態度に徐々に心を開き、またルーもウィルのおかげで自身をもてるようになる。
壮大なネタバレになるので、途中を省略します。もし、前の記事で見てしまった方がいたらすみません。
いのちと生き方について考える、世界で大反響を呼んだベストセラー・ラブストーリー。
とまあ、こんな感じです。私自身、壮大なネタバレポイントに関しては斜め読みして見落としていたようです。よかった…。もし見てしまった方、本当にごめんなさい。

これだけ見るとよくあるお涙ちょうだい系の難病もの(といっても事故ですが)に聞こえますが、全く違います。
読み始めてから普段読むYAではなく、大人向けの小説だったとわかり、やや不安でしたがたまに医療用語を調べる程度で読むことができました。普段読むのがYAレベルまでの本でも、洋書に慣れていれば大丈夫かと思われます。

この本の驚くべきところは、難しいテーマを扱っていながら、楽しいシーンが数多く存在するということです。Willの体の麻痺が魔法みたいに治るわけではないので、辛さや苦しみは常に根底にあるのですが、LouとWillのやりとりはクスッと笑えるポイントも多く、純粋に楽しむことができます。

とはいえ楽しいだけではなく、世間のWillに対する反応やWillと周りの人々との意見の食い違いも描かれていて、読みながら度々考えさせられました。

自分がWillの立場だったら、Louの立場だったら。Willの家族、Louの家族、はたまたLouの彼氏の立場だったら。どんなふうに考えて、どんな行動を取るのか。考えてみても全く想像がつかなくて、でもそれを考えることは本当に大事だと思う。…なんとも不思議な気持ちです。
そして、それを考えるきっかけをくれたこの本と作者のJojo Moyesに心から感謝したいです。

和書、洋書関係なく、今まで読んだ本とは何が違って感じました。私はこの本との出逢いを大切にしたいと思えたし、時々読んで、何度でもこの問題について自分の意見を探したいです。

ネタバレを避けるとなんだか抽象的なことしか言えないのですが、読む価値はあります。ぜひ読んでみてください。

そして、映画化。
日本で公開されるかはわかりませんが、YouTubeに予告編があります。本を読み終わったらぜひ見てくださいね。本を読む前に見てしまうと、重要なシーンのネタバレになります。そこだけご注意を。

今まで紹介してきた本と一味違って楽しいだけの読み物ではありませんが、紹介してきた本の中で一番のオススメです。ぜひ読んでみてください。

Most Anticipated Books of 2016

こんにちは!今回はこのテーマで進めていきましょう!もう今年が始まって丸4ヶ月経ってしまいましたが、今年私が楽しみにしている本です!

まずは今年リリース予定の本から。
まだリリースされていない本なので、私も詳しくは知りません(笑)が、とりあえず挙げてみます!

Heartless

Heartless

The Lunar Chroniclesの作者、Marissa Meyerの作品です!
新たなretellingの作品で、Wonderlandが舞台のようです。大ヒット作を出した作家のその次の作品なので、かなり期待が高まっています。さらに、今回はThe Lunar Chroniclesと同じretellingという事で。かなりの挑戦ですね。私も期待しています!
発売は11月8日を予定しています。 

The Crown

The Crown (The Heir)

このブログでも紹介したThe Selectionシリーズ最終巻です!4巻のThe Heirで始まったEadlynのSelectionがどのような結末を迎えるのかが見どころ!正直、かなりイラっとすることの多い主人公達ですが、ここまで来たらもう読むしかないですね(笑)話の内容としてはイチオシ!とは言えませんが、軽さと読みやすさの点ではイチオシ!サラッと読めます。初心者向けです。発売は5月3日。

では、続いてもう発売済みの本の中から、単に私が今年読めたら良いなーと思っているだけの本を紹介します。 

The Lunar Chronicles
はい、現在3巻のCressまで到達しました!あと2冊!面白い!面白いです、とにかく。
Scarletのレビューもアップしたいと思いますので、この辺で。興味ある方はぜひ記事をお読みください。なんて書いておいて下書きに溜めている間に現在最終巻に突入しています。なーんて書いて溜めている間に読み終わりました!(笑)

Me Before You

Me Before You


6ヶ月限定の介護職についたルーが出会ったのは、事故で四肢麻痺になった、かつての実業家ウィル。はじめは冷たい態度をとるウィルだったが、ルーの実直な態度に徐々に心を開き、またルーもウィルのおかげで自身をもてるようになる。
(ネタバレ防止のため中略)
いのちと生き方について考える、世界で大反響を呼んだベストセラー・ラブストーリー。
日本語版のあらすじがこちらです。テーマとしては難しいところもありますね。発売されたのは2012年ですが、映画化が決まって今注目されている本で、BookTuberたちもこぞって読んでいる模様。今年映画が公開されるこの作品。日本でも公開するといいですね。泣ける作品らしいのですが、本を読んであまり泣かない私は泣くのか…そこも楽しみです。

Legend Trilogy

Legend (A Legend Novel, Book 1)

Prodigy (A Legend Novel, Book 2)

Champion (A Legend Novel, Book 3)


こちらは翻訳版で1巻のみ読んでいて、続きがずっと気になっていたのですが、なかなか読む機会がなく、この間ようやく入手しました。graphic novelも1巻のみですが購入したので、こちらも合わせて楽しみです。

The Mortal Instruments

The Mortal Instruments, the Complete Collection: City of Bones; City of Ashes; City of Glass; City of Fallen Angels; City of Lost Souls; City of Heavenly Fire

シャドウハンターたちの物語シリーズです。こちらも1巻は翻訳版で読んだのですが、その続きはまだなので、ぜひ欲しいです。現在、ドラマも制作されていて、シーズン2制作も決定されたとか!一度映画化もされています。

The Infernal Devices

The Infernal Devices


シャドウハンターシリーズの一つですが、上のThe Mortal Instrumentsとは時代設定などが異なっていて、独立した三部作です。2つのシリーズが繋がっているようで、出版された順に読むとネタバレなく読めるようです。ややこしいですね(笑)2シリーズを合わせて9冊にも及ぶ長編です。

Lady Midnight

Lady Midnight

今年発売された新たなシャドウハンターの物語です。こちらも上の2作品とは舞台が異なります。これを読む前に、短編集を読んだほうがいいとか…。ますますややこしいです。


The Isla and the Happily Ever After

Isla and the Happily Ever After (Anna & the French Kiss 3)

このブログで紹介したAnna and the French Kissのシリーズ3冊目です。3冊ともそれぞれ独立したお話ですが、登場人物が繋がっています。数十ページ読んで止まっているので、年内に読みたいです。

Winner's Trilogy

The Winner's Curse (Winner's Trilogy)

The Winner's Crime (The Winner's Trilogy)

The Winner's Kiss (The Winner's Trilogy)

正直、内容は全く知らないのですが(笑)YA好きの中で評判がかなり高いのと、表紙が好きなのでジャケ買いしたいと思っていた作品です。最終巻のWinner's Kissは今年発売された本でもあります。


とりあえずこんな感じです!Most Anticipated Booksと言いながらおそらく私の中のリストがコロコロ変わっていくことでしょう。年末にこの中の何冊読めたか振り返りたいと思います。オススメのシリーズ等ありましたらぜひ教えて下さい。

The Lunar Chronicles #4 Winter

いよいよThe Lunar Chroniclesも最終巻です!

Winter (The Lunar Chronicles Book 4)

こちらは白雪姫のretellingで、Winterが本格的に主要な登場人物に仲間入りします。
WinterはLavanaの継子で、Cinderとはいとこ同士です。この辺のことはCressと共にご紹介したFairestを読むと詳しく知ることができます。

さて。この巻ではLavanaとCinderたちの戦いがついに本格化します。LavanaとEarthernの戦いでもあり、LavanaとLunarの戦いでもあるこの戦い、果たしてどうなる…!



まあ、最終巻なわけで、結果としてどちらが勝つかはわかりますが、予想もしないことが次々起こります。そして、なんといってもボリュームがすごいです。私の買ったペーパーバックは約820ページもありました。最長記録です。重いです。正直重くて読みづらかったけれど(笑)読む価値はあります。

820ページを読み通せると、ものすごく自信がつきます。シリーズ通算だと何千ページの世界…。1年前からは想像も付かない数字です。

さて、評価は!
星5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

いい終わり方でした。戦いが終盤になるにつれて悲惨さが増していったので辛かったけれど、終わり方はほっこり。ここからLunarが、Earthernたちがどうやって生活や互いの関係を立て直していくのか、気になります。

私のお気に入りランキングはCressから変わらず
1位 Thorne
2位 Cinder
3位 Iko
4位 Kai
5位 Scarlet
です。が、Ikoのお気に入り度がかなり上がりました。

好きなコンビ部門はこちら!
1位 Cinder & Thorne
この2人は初期から共に旅をしていたコンビ。そこに恋愛感情はないのですが、絶妙な信頼関係で成り立つ2人で、お互い軽口をたたき合うシーンが大好きです。
Shatter Me Trilogyを読んでいた時、JulietteとKenjiの関係が好きだったのですが、そのコンビと同じぐらい、いやそれを上回るくらい好きなコンビです。

2位 Cinder & Iko
KaiやThorneたちに出逢うまでのCinderはサイボーグであることや養子であることを理由にAdriたちに虐げられてきました。そんな生活の中で常にCinderの味方だったIko。Ikoはアンドロイドですが、誰よりも人間的な心を持っているキャラクターです。でも、やっぱりアンドロイドで人の役に立ちたい、役に立たなければという思いも抱えています。そんな2人には家族のような親友のような絆があってとても素敵な関係です。特に最終巻では、読みながら何度も“Iko〜!”と叫びたくなりました(笑)

3位 Scarlet & Winter
なんとも歪な関係から始まったこの2人の交流。それがLavanaとの戦いをともに進む中で徐々に信頼関係が築かれていきます。ScarletはWinterをCrazyなんて呼んで、Winterはそれを真に受けているところがありますがなんだかんだお互いを気にかけている2人。初めはあまり…でしたが、案外嫌いじゃない。


さて、The Lunar Chronicles本編はついに終わりましたが、今後の展開はこんな感じです。
まず、現在すでに発売されているのがこちら。
Stars Above

Stars Above: A Lunar Chronicles Collection

短編集です!最終巻のその後の様子が伺える模様。まだ入手していないので、読んだら詳しくお伝えします!

そして、今後発売予定なのが
Wires and Nerve
こちらはIkoが主役のGraphic Novelです!
作者のMarissa Meyerはもともとセーラームーンを始めとする日本のマンガやアニメに興味があったらしく、自分でもGraphic Novelを出すのが夢の一つだったとか。2017年出版予定なのでまだだいぶ先ですが、楽しみです!今の所2冊で構成されるようで、設定としてはThe Lunar Chroniclesの後で、Stars Aboveのepilogueの前だそうです。

最近はやりの大人の塗り絵も2017年出版予定のようです。大人の塗り絵、興味があるけどまだ手が出せていません…どんな絵になるか楽しみです。

The Lunar Chroniclesはなかなかボリュームのあるシリーズなので、初めて洋書を読む方にはあまりオススメできません。が、とても面白いので、洋書に慣れてきたらぜひ読んでください!恋愛要素ももちろんありますが、それがメインでもないので、男女問わず楽しめると思います!

この秋にはBox Setも出るようなので、そこで一気に揃えるのもアリですね。この箱欲しかったな。秋までに洋書に慣れておけば、時間はかかっても読めるかと思います!

The Lunar Chronicles #3 Cress

今回はThe Lunar Chroniclesの第3巻Cressをご紹介します!

Cress (The Lunar Chronicles)

この本はRapunzel(ラプンツェル)のretellingです。そのRapunzelに相当するキャラクターが、1巻からちょこちょこ登場しています、Cressです。

Rapunzelは塔に幽閉されていますが、CressはLunarの女王LavanaたちによってSatelliteに幽閉されています。何年間もそこで一人で暮らしていたCressがCinderやThorneたちと出逢い、どのように成長していくのかが見どころです。

3巻までくるとかなりネタバレになってしまうのでたいしたあらすじが書けませんが、面白いです!

私の評価は星5つ! ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
この段階での私の好きな登場人物ランキングは

1位 Thorne
2位 Cinder
3位 Iko
4位 Kai
5位 Scarlet

です。ぶっちぎりでThorneです!そんなThorneにもこの巻では大きな試練が…!ハラハラしました。


と、ここで番外編!
Fairest

Fairest: The Lunar Chronicles: Levana's Story

これはLavanaの過去に関する物語。もちろん継子であるWinterや姪のCinderも出てきます。
The Lunar ChroniclesではLavanaは典型的な悪役として描かれていて、非道なことも平気でやってのけます。しかし、この本を読むとそれも全てLavanaが悪いわけじゃないよなぁ…なんて気もしてきます。決して好きではないですが(笑)Lavanaという登場人物により深みが増しました。
というわけで、こちらも星5つ!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

作者のホームページを見て調べたところ、作者本人のオススメは、出版順に読むということだったので、
Cinder→Scarlet→Cress→Fairest→Winterの順で読めばOKです。
Winterを先に読んでも話はわかるのですが、過去に関することもちらほら描かれているので、Fairestを先に読むことを私もオススメします。


青春の一冊、選びました。

特別お題「青春の一冊」 with P D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

こんにちは!久しぶりにお題の記事です。青春の一冊…。難しい。

洋書も和書もそれぞれ転機になった本は何冊か思いつくのですが、選ぶのが難しいですよね。


迷いに迷って決めました!こちらです!


西の善き魔女

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

この本を最初に読んだのは、中学2年生の終わりだったと思います。同時、原因不明の体調不良に見舞われていた私は本を読むどころか字を読むことさえ難しい時期でした。

字を読むのが難しいって何だって話ですが、当時の私には深刻な問題。起き上がると気持ちが悪いし頭がフラフラして、学校には行かれない。せめて家で勉強しようにも教科書の内容が全く頭に入ってこない。病院に行ってもハッキリした理由がなかなかわからず、つまりは治療法も見つからない。そんな毎日を過ごしていた時に出会った本です。

体調が比較的良い日にはなるべく外に出るようにしていたので、その時本屋で見つけた…はずです。きっかけはもう忘れてしまいましたが、次に体調が良いのがいつかわからないし、ということで母にシリーズをまとめ買いしてもらったことは記憶しています(笑)

自分でも買ったは良いけど読めるのか?と疑問に思っていたものの、すっかり西の善き魔女にハマってしまい、ベットやソファに寝たまま読みました。

そうです、文字を読むのが苦痛な私がです

自分でも不思議ですが、西の善き魔女を読んでいたその時だけ集中力が戻ってきたのです。

こうやって書くとなんだかサボりに聞こえますが、自分ではどうしようもなかったのです。頑張りたくても頑張れない、今までのやり方が全く通用しません。学校に行けなくなって1ヶ月は経っていたので、これからどうしよう、どうなるんだろう…と不安を抱えていました。

その後色々な病院を回って結局1年後に病名がわかったのですが、今思い返すと中学1〜2年生の私はなかなかハードな生活を送っていた気がします。同級生と比べて特別忙しい、とかそういうことではなくて、色々なことを気負いすぎて心も身体も疲れきっていたように思えるのです。いろんなことが重なっての発症だったのかもしれません。これ以上は本と関係が無くなってしまうので控えますが、そういう理由もあって何も手につかず、不安だけが大きくなっていく日々を送っていたわけです。

そんな時、久しぶりに心から楽しめたのがこの西の善き魔女。何がそんなに良かったのか。

この記事を書くにあたって思い返してみましたが、いまいちピンとくる理由が見つかりません。ストーリーや登場人物が面白かった。これはもちろん当てはまるのですが、それが一番の理由とは言えません。世の中には面白い本はたくさんあるのです。ではなぜ、その時西の善き魔女だけ読めたのか。 

一番しっくりきた理由は自分に合ったからです。スーッと文字が入ってきたのはこの作品の何かが私に合ったからです。その何かが具体的に何なのかは私にもわかりません。でも、わからなくて良い気もします。とにかく、何かが私に合ったのです。本を読んでいて漠然とそんな感想を抱くこと、皆さんはありませんか? 


結局、このシリーズを読破した後、私は文字を読むのが難しい状態に戻ったのでやっぱりこの西の善き魔女が特別だったのかな。

青春の一冊にふさわしいか少し疑問ではありますが、私の中に色濃く残っている作品は荻原規子さんの西の善き魔女です。 

この記事を書いていて、久しぶりに読みたくなりました。何が私に合っていたのかわかる日がくるのでしょうか。それもまた楽しみの一つになりました。


Audio Bookまとめてみた!

この記事では私が聞いたAudio Bookを随時ご紹介します!試聴できるようiTunesのリンクを貼っていますが、購入されるならAudibleの方が安いかと思います!!

 
2015年
12月   Ignite Me

Ignite Me (Unabridged)

Ignite Me (Unabridged)

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
最高!そもそも、原作が最高に好きなので。初めはナレーターの方の声が可愛らしすぎるかな?と思ったのですが、すっかり気に入りました!2016年3月現在、5回は聞きました!今6回目かな?(笑)
 
2016年
1月   Carry On

Carry On (Unabridged)

Carry On (Unabridged)

⭐️⭐️⭐️⭐️
語り手がコロコロ変わるこの作品は、AudioBook向きです。声色が違うだけで切り替えが断然しやすいと思います。が、個人的に声はそこまで好みではなかったかな…。
 
2月   Allegiant

Allegiant: Divergent Trilogy, Book 3 (Unabridged)

Allegiant: Divergent Trilogy, Book 3 (Unabridged)

⭐️⭐️⭐️⭐️
TrisとFourそれぞれの視点が交互に出てくるこの作品では、ナレーターも男女1人ずつがキャスティングされています。映画のTrisに若干声が似ている!と私は勝手に思っていますがいかがでしょうか。
 
3月  Scarlet

Scarlet: The Lunar Chronicles, Book 2 (Unabridged)

Scarlet: The Lunar Chronicles, Book 2 (Unabridged)

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
前半はなかなか進まなかったのですが、後半はもう一気に聞きたいくらいでした。これももともと話が好きなのですが臨場感が増して、映像はないので自分の中の想像も広がる。映画とはまた違った良さを感じられる作品でした。
 
4月 Winter

Winter (Unabridged)

Winter (Unabridged)

5月になってしまいましたが、まだ聴き終わっていません!(笑)Audibleに登録して初めてです。が、面白くないとかそういうことではなく、長い!22時間くらいあります。定額制なので、普通に単品で買うよりだいぶ得した感はあります。頑張って聞きます!
 
5月 Me Before You

Me Before You: A Novel (Unabridged)

Me Before You: A Novel (Unabridged)

  • Jojo Moyes
  • フィクション
  • ¥4300

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
本で読んだときは、展開を全く知らないのでかなり泣きましたが、今回は話の筋を知っていたので感じ方がまた違いました。より考えさせられるというか。最後の方にあるLouの妹目線の章は引き込まれる声だったなと思います。Live Boldly! 
 
6月 Falling Kingdoms

Falling Kingdoms: Falling Kingdoms, Book 1 (Unabridged)

Falling Kingdoms: Falling Kingdoms, Book 1 (Unabridged)

  • Morgan Rhodes
  • SF/ファンタジー
  • ¥4500

⭐️⭐️⭐️⭐️
実際に読んだことがない本をAudibleで買ったのは初めてだったけれど、大正解!ただ、6巻までのシリーズ(今年5巻が発売)で番外編のTrilogyまであるのをよく知らずに聞き始めたので先は長いです(笑)ハラハラ感が凄くて面白かったです。まだ1巻なので期待を込めて星4つ!オススメです!
 
7月 Rebel Spring

⭐️⭐️⭐️⭐️

8月に入ってようやく聞き終わりました。面白い。けど、新たなキャラクターも増えてなかなか難しい。視点がコロコロ変わるのも面白いけど、難しいポイントでもある。Cleoが好きになってきたな。今後の展開に期待。

 

8月 Gathering Darkness

聞き終わってません…。面白いんですが…9月の分を聞き終わったらまた続きを!