こんにちは!何だか偉そうなタイトルですが、これまでにもご紹介してきた洋書を読むときのポイントをまとめてみます。長くなりますが、お付き合いください!
1 とりあえず、洋書を買おう!
洋書を読んでみたいけれど、なかなか手が出せずにいるあなた!迷っていないでとりあえず買っちゃいましょう!ペーパーバックなら高くても1500円ぐらいで買えます。
ちょっとでも興味があるならぜひ一歩踏み出してみてください!高校生レベルの単語力と、文法知識があれば読める本はたくさんあります!
2 で、何を買おう?
洋書を買う気になったところで、何を買うか決めましょう。ここ、重要です。ここで見栄を張って難しい本を選ぶと高確率で挫折します(笑)
私のオススメは、Middle Grade(小学生)かYoung Adult(中高生)向けの本です。子供向けと侮るなかれ。ハリーポッターのように、大人も十分楽しめる作品はたくさんあります!
洋書多読について調べると、初めは絵本ぐらいの薄い本から始めるのが主流なイメージですが、私はあえて、300ページぐらいのボリュームから始めることをオススメします。理由は2つ。1 コストパフォーマンスが良く、2 達成感が湧くからです。
私は初め、Nate the Great いう60ページの本を850円ほどで買ったのですが(書店で買ったせいでもある)、あと400円ほど出せばハリーポッターと賢者の石が買えるという衝撃の事実に直面しました。
達成感に関しては、やはり絵本を読むのと、小説を読むのとはだいぶ違うのは想像できると思います。もちろん絵本には絵本の良さがあるのですが、これを読み通したんだ…!という自信にはあまり繋がらない気がします。
3 で、どうやって選ぼう?
さて。Middle Grade か Young Adultの本を買うと仮定して、ここから先はどうやって本を選ぶか。
私のオススメはこちら
- 翻訳版を読んでいて、気に入った本を買う
- とりあえず、ベストセラーを買う
翻訳版を読んだことがあって、なおかつお気に入りの場合、セリフまで覚えていなくてもだいたいの筋は覚えているはずなので、知らない単語が出てきても、なんとなく乗り切れます。初めのうちはこれもアリです。答え合わせも可能です! ここで注意!ロアルドダール好きのみなさん!ロアルドダール作品は言葉遊びが多いので、案外厄介です。話は知ってるのになかなか入ってこない…という問題も発生しやすいので、初めの一冊には向かないかな…と思っています。
いやいや、読んだことない本がいい!というそこのあなた。とりあえずベストセラーを買っちゃいましょう。売れているのには理由があるわけですから、高確率で面白いはずです。Amazon.comのランキングを見るのもいいかもしれません。
Young Adultだと、Twilightの他にThe Hunger GameやDivergentがベストセラーとして挙げられます。
有名どころだとこんな感じですが、決める前にあらすじには目を通しましょう!舞台設定などが根本的に気に入らないと、挫折します。
4 媒体、何にする?
ハードカバー、ペーパーバック、電子書籍、オーディオブック。この4種類が主な媒体です。この中で私のオススメはペーパーバックです。
私は本棚に本を並べるのが好きなので(笑)電子書籍を使わないのですが、手軽さとコストの面で電子書籍は優れていると思います。他にも電子書籍を好まない理由があるのですが、それは後ほど。
ハードカバーは見栄えが良くて、なんかカッコイイですが、1 高い 2 重いという弱点があります。よっぽど好きな作品をハードカバーで揃えるのはアリかも。
オーディオブックは、よほどリスニング力に自信がある方以外はやめましょう。慣れてくると、自分で読むのとも映画を観るのともまた違った楽しみ方ができますので、お楽しみに。
5 どこで買う?
一番のオススメはBook Depositoryから自己輸入することです。送料無料で、発送から10日ほどで日本まで届きます。素晴らしいです!詳しくはこちら↓
次がAmazon。何と言っても手続きが日本語なので、安心です。ベストセラーならたいてい買えるはずです。
実際書店に言って買う方法もありますが、値段が高いことが多いです。ネットで1200円ほどの本が店によっては2000円近くなっていることもあるのでご注意を。ただ、実際日本を見ることができるので、近くに大きめの本屋があって洋書を取り扱っている場合は利用してみるといいかもしれません。
ブックオフで、掘り出し物に出会える可能性も僅かですがあります。ブックオフに行ったらとりあえず洋書コーナーを探してみましょう。Twilightあたりなら、あるかも…?
6 洋書を読もう!!
ようやくこの段階まできました!私が洋書を読むときのこだわりがこちら。
1 極力辞書はひかない!
辞書を1回引き始めると、キリがなくなってしまいます。しかも、同じ単語でも前後の文によって意味が変わることさえありますから、時間がかかります。受験勉強ではないので、正確に意味を捉えることよりも話の流れに乗る方が大事です。頭の中で日本語に訳さなくても読めるようになればこっちのもんです!(笑)
とはいえ、あまりに意味がわからないと読むのも楽しくないので、何度も出てくる単語はOK、5回出会ってわからなかった単語は調べる、などのルールを作っておくといいですね。意味がわからない単語でも、何度も見るうちに …もしかして、こういう意味?とピンとくることもあるので、そうなったらさっさと調べて答え合わせをしましょう。合っているとテンション上がります(笑)
私が電子書籍を好まない理由のひとつがここにあります。電子書籍って、わからない単語をタッチするとすぐ意味が調べられるのです!一見便利なのですが、そのおかげで次々単語を調べてしまい、話しの流れになかなか乗れませんでした。これはもう好き嫌い、向き不向きの問題なので、あなた次第です!
2 楽しむ!
とりあえず楽しむことが重要です。1日10ページ読む!なんてルールを作るのもナシではありませんが、嫌々読むのはもったいないので、基本は読みたいときに読みましょう!そして、読んでいる本がどうしても好きになれないときは潔く諦めましょう。無理に読んで洋書を読むことにマイナスなイメージを持つことになるのが一番最悪です!和書、洋書に関係なくどんなに人気の本でも何かが自分には合わない、ということはありますからね。
私が、The Land of Storiesという本を読んだ時、何ヶ月も寝かせた(つまり放置)結果、ほぼ1年かかりました。単語力が低すぎたのが原因だと思っています(笑)大学受験向けの単語帳の重要単語を押さえている人ならそこまで困らないはずです。初めは時間がかかるもの、として焦らずいきましょう!
長〜くなりましたが、初めの一歩はこんな感じです。洋書に興味はあるけれど迷っている方のお役に立てれば幸いです。
大人の方はもちろん、私は中高生にこそ洋書を推薦したいです。英語の点数が上がるかは別として、長文アレルギーはなくなります(笑)そして、続ければ読むスピードも上がる!楽しいし、本が好きなら一石二鳥です!ぜひ!