Warbreaker

Warbreaker (English Edition)

Warbreaker   Brandon Sanderson

星5つ!!!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

キャラクター⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

ストーリー⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

読みやすさ⭐️⭐️⭐️

 

Brandon Sandersonの大人向けファンタジーWarbreakerのご紹介です。

Brandon Sandersonは、数多くのファンタジーを書いている作家です。YA作品も書いているのですが、彼の大人向けファンタジーはCosmereという世界観を共有しており、ある作品のキャラクターが別の作品に登場するなんてこともあるようです。

私は今まで彼の作品としてはThe Reckoners Trilogyという作品だけ読んだことがあるのですが、それはYA作品だったのでWarbreakerが初のCosmere作品です。ついにここに足を踏み入れてしまった感があります。

ちなみに、Brandon Sanderson作品はいくつか翻訳されているのですが、この作品は残念ながら翻訳されていません。

 

大人向けということもあって、YAのファンタジー作品と比べて話も複雑ですし、語彙もレベルが高いので洋書初心者の方にはおススメできません。ファンタジー慣れしていて、英語力にもある程度の自信があるかたにはとてもおススメです!

 

では本題に戻ってあらすじを。

この作品はSiri(Sisirinah)とVivi(Vivenna)という2人の姫を軸に物語が展開していきます。敵対している2つの国、IdrisとHallandren。この2国をつなぐため、Idrisの姫であるViviはHallandrenを治めるThe God Kingの元へ嫁ぐことが決められていました。しかし、実際にHallandrenに嫁いだのは自由でおてんばなSiri。幼いころから然るべき教育を受けてきた自分とは対照的なSirを心配して、ViviはHallandrenに妹を助けに行くことを決意。そこから物語が次々展開していきます。

 

IdrisとHallandrenでは信仰している宗教も異なります。IdrisではAustreという神を信奉している一方、HallandrenではThe God KingをはじめとするReturnedと呼ばれる神々を信奉しています。Returnedとは勇敢な死に方をした人間が蘇った姿であり、Austreとは異なり実際目に見える神々です。この宗教の違いも物語の重要なエッセンスです。

 

そしてこの物語の中で最も重要といえるのがMagic Systemです。それぞれの人間は一つずつのBreathを所有して生まれます。Breathは意思があれば他人に譲渡することが可能です。Breathを用いるとものを操ることが可能になり、より多くのBreathを持つほどより強力になります。もっと細かく説明したいのですが、この辺りは物語の重要なポイントでもあるので、ご自分で読みながら全貌を知っていくのが一番だと思います。

 

 

ようやく感想に移ります!!

7月の末に読み始めて11月にようやく読み終わったので、読了までに3ヵ月強要しました。話が面白くなかったわけではないのですが大人向けのファンタジーになれていないのもあって序盤は読みづらさを感じました。読んでいるうちに慣れて、設定もわかってくるととても面白かったです。

 

出てくるキャラクターがみんな魅力的です。私のお気に入りはSiriとSusebron、Lightsongです。Viviは正直お気に入りとは言えないキャラクターだったのですが、終盤になるにつれ好きになりました。Hallandrenの神々であるReturned達も皆個性的です。Viviが旅の途中で出会うキャラクター達もインパクトがある面々です。

 

ストーリー自体も良かったですね。度々衝撃的なプロットツイストがあって、そこで更にぐいぐい引き込まれます。国同士の衝突の話でもあるのでもちろん楽しいシーンだけでなく、深い闇を感じるシーンも多く、苦しい展開もあります。が、そこがまた良いんですよね。

 

あらすじでも少しふれたように、この物語では独自の宗教とMagic System(適切な訳が思いつきません。魔法、と言ってしまうと何かメルヘンなイメージがあるし。何か良いのあれば教えてください)が重要なカギになってきます。あらすじやブックレビューを見ているとなんだか難しそうに思えるのですが、実際読んでみるとそんなことはありませんでした!

どちらもしっかりシステムが構築されているのですが、読者にもわかりやすく物語の中で説明がなされているので最初から完全に理解しようとせず、しばらく流れに乗ってみることをおすすめします。

 

ネタバレしないように感想を書くとこんな感じの浅い感想になります(笑)もし、Warbreaker読んだ方がいらいしたらぜひコメントしてください!語り合いましょう(笑)

 

この作品、現時点ではStandalone(1冊で完結する作品)なのですが、第2作のタイトルがすでに明かされています(Nightblood)。ただ、Brandon Sandersonは多くのシリーズを抱えており、多忙な作家なので現時点ではいつ発売になるのかは完全に未定です。いつか書く、とは言っているようです(笑)

続きが読みたい!とは思うけれど、続きがないとやきもきする!!!というわけではなく、この作品だけでしっかり完結していますのでご安心ください。

 

ファンタジー好きには、Warbreakerおススメです!!

Wildcard

Wildcard (Warcross 2)

Wildcard Marie Lu

星4.5!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

キャラクター⭐️⭐️⭐️⭐️

ストーリー⭐️⭐️⭐️⭐️

読みやすさ⭐️⭐️⭐️⭐️

 

Warcrossの続編、Wildcardです!Warcrossって何??という方はこちらをどうぞ!

 

2日で一気読みしてしまいました...!!

実は、この作品を読む前にいくつかネガティブなレビューを見ていたので読むのがちょっと怖かったのですが個人的にはとても楽しめました。

 

前作Warcrossで明らかになったある計画を阻止するため、EmikaとRidersが立ち上がります。ZeroもEmikaに接近してきて、物語は前作とは違った雰囲気に。よりダークな雰囲気が漂います。謎が明らかになったかと思えばまた別の謎が浮上して、展開が読めたかと思うとそれとは違う展開に...。

新しいキャラクターも登場します。彼らがまたいい仕事してます!!壮大なネタバレになるので言えませんがあのキャラクターがまさかの!!!!

 

Warcrossはアクションシーン(というよりゲームシーン?)も多かったのですが、今作はアクションよりキャラクター重視な印象です。そこが評価が分かれるところなのかもしれません。前作よりアクション少な目とはいってもペースが極端に遅いなんてことはないので、Warcrossを楽しめた方は是非その流れで読んでみてほしいです。

 

エンディングは詳しくはもちろん言いませんが、単なるハッピーエンドではなく、そこがMarieの作品の好きなところです。ありがちなすべてうまくまとまったハッピーエンドもそれはそれで好きなのですが、ビタースウィートなエンディングも私は好きですね。

 

Warcross、Wildcardは2冊でシリーズを読み終わるし、1冊ずつの長さも比較的短めなので初心者の方にもおススメです。 

Warcross

Warcross (English Edition)

Warcross  Marie Lu

星4.5!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

キャラクター ⭐️⭐️⭐️⭐️

ストーリー ⭐️⭐️⭐️⭐️ (ラスト100ページは星5つ)

読みやすさ ⭐️⭐️⭐️⭐️

 

過去に紹介したLegend Trilogyで有名なMarie LuのSci-Fi Duology第1巻です。

Legend Trilogyが気になる方はこちらをどうぞ。(いま改めてみると驚くほど内容がない投稿で笑いました)
 

 

今作の舞台はなんと未来の東京。若き天才、Hideo Tanakaが開発したバーチャルリアリティゲームWarcrossは全世界で日常的にプレイされている単なるゲームを超えたゲーム。毎年開かれるチャンピオンシップに主人公Emikaはある出来事をきっかけに参加することになります。優れたハッカーであるEmikaはHideoに協力を頼まれ、ゲームをプレイしながらある秘密を探っていくのですが、そこから話は思わぬ方向に…。

 

主な舞台が東京なので(大会が行われるのは東京ドームです)、ちょくちょく東京の地名が出てきてニヤッとしてしまいます。日本が舞台の洋書を読んだのは初だったのでピンとくる地名になんだか嬉しくなってしまいました(笑)

 

今年発売された2巻Wildcardを読む前に再読したのですが、最初の100ページを超えたあたりからなかなか物語にのれず、おや?1年で好みが変わったかな?(Warcrossは去年のお気に入りの1冊)と思ったのですがラスト130ページぐらいは一気読みでした。

 

唯一難点を挙げるとすれば、特にYAでは鉄板ともいえるロマンスですかね。ロマンスより、友情の方向に物語が進めばもっとこの作品が好きになっただろうなと思うのですが、まあこの辺は個人的な好みの問題です。

 

ゲームの世界でのアクションシーンは物語の進むペースも早く、流れに乗ってしまえばあっという間です。キャラクターも魅力的です。私個人としてはメインキャラクターであるEmikaとHideoよりもサイドキャラクターたちのほうが好きですね。Emikaのチームメイトたちは特に魅力的でした。

 

Marieの作品は文章も読みやすく、物語の内容も複雑すぎないので、初心者の方にもおススメです。彼女はこの作品のほかに2シリーズ出しているのですが、Legendしか翻訳されていないので、今作も翻訳を待つより原作に挑むほうが得策です!!

続編であり今シリーズ最終作Wildcardもすでに発売済みなので1年待つストレスもありません(笑)ぜひ、2冊合わせてどうぞ!!

 

Vicious

Vicious (The Villains Series)

Vicious  V.E.Schwab

星5つ!!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

キャラクター ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

ストーリー ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

読みやすさ⭐️⭐️⭐️(2.5~3)

(ハードカバーで370ページ程度)

 

今日ご紹介するのはV.E.Schwab作Viciousです!この作品は発売当初1作で完結(Standalone)だったのですが、今年2巻が発売されました。3巻まで出るなんて話を耳にしたので最終的にはTrilogyになるのかもしれません。

 

Viciousは大人向けの作品なのですが、作者V.E.SchwabはVictoria Schwab名義でヤングアダルトやミドルグレードの本も出している作家です。V.E.Schwab名義ではViciousのほかにShades of Magicシリーズ(完結済み)を執筆していてこちらも人気作品です。

私は過去にヤングアダルト作品This Savage Songを読んだことがあります。普通に楽しめたのですが、期待していたより好きになれなくてこの作家の本から遠ざかっていました。しかし、続編の発売に合わせてBookTube界隈でも盛り上がりを見せていたのでKindleで試し読みをしたところ面白そうだと思い購入。結局1週間で読み切りました。最近読書スランプだったのでこれはかなり速いペースです。

 

物語の内容は知らないほうが面白いと思うのであまり詳細に語りたくないのですが、一言で言うとVillain対Villainの物語です。何が正義なのか、何が悪なのか、誰がヒーローなのか。物語の構成としては、現在の話と10年前の話を行ったり来たりします。序盤は主人公のVictorの視点がメインですが、途中からその他のキャラクターの視点からも物語が綴られていてそこも面白いポイントです。

 

主人公ももちろんいいのですが、他のキャラクター達も魅力的です。私のお気に入りはSydneyですね。どんなキャラクターか話したいけれど自分で読みながら知っていくのが一番だと思うので黙っておきます(笑)

 

エンディングがとても好みだったのですが、私は続編があることを知って読んでいるのでいいけれど、今作で完結と思って読んだらまた違ったかもしれません。綺麗に終わったようで問題が山積みなところが良かったです。

 

とても面白い作品なのでおすすめです!が、ここで一つ注意点が。大人向けの作品なだけあってヤングアダルトではお目にかからない語彙もちらほら出てきます。内容的には性的な描写があるとか、グロいシーンが多いとかではないので10代でも楽しめますが、洋書を読むことに慣れていない方にはおすすめできないかなと思います。

逆にヤングアダルトなら問題なく読める、ヤングアダルトに飽きてきた、という方にはおすすめです。初めのうちはとっつきにくく感じるかもしれませんが、物語の波に乗れれば読みづらさを感じなくなるのでぜひ試してみてください!!

 

ネタバレの感想も書きたいのですが読むことに夢中でKindleのハイライトもしていないし、メモも取っていないので落ち着いて読み直したら書きます(笑)

 

 

 

おすすめBookTuber その1

こんにちは。

今日はおすすめのBookTuberをご紹介します。たくさんお気に入りのBookTuberがいるので何回かに分けていこうかと思います。初回は私のお気に入りのチャンネルを!!

ちなみに、BookTuberとはYouTubeで本に関するチャンネルを運営している人たちの事でそのコミュニティ自体はBookTubeと呼ばれています。

 

Naya (NayaReadsandSmiles)

Nayaはとにかく元気がもらえるBookTuberです!本当に本が好きなんだろうなと微笑ましくなるくらいの熱量で本について語ります。彼女が最近アップした19歳で初めてTwilightを読んでみたという動画がお気に入りです。ぜひ。

 

Hannah (A Clockwork Reader)


Hannnaの英語は聞き取りやすいと思うので初心者にもおすすめです。本について語る時にその熱量のあまり早口になる人もいるのですが(それはそれで好き)彼女は落ち着いているイメージです。先ほどおすすめしたNayaのTwilightのビデオにも登場します。

 

Zoë (readbyzoe)


Zoëは24hour readathonのブログがおすすめです。24hour readathonとは24時間本を読むイベントのようなものです(寝ても寝なくてもいい)。なんと彼女はスティーブンキングのITを24時間で読むのに挑戦しています(笑)パパも読書好きでブログにたびたび登場するのも微笑ましいです。

 

Hailey (Hailey in Bookland)


Haileyはカナダに住むBookTuberで現在は本屋で働きながら自身も本を執筆しているそうです。Alice in Wonderlandが大好きでものすごい数のエディションを所持しています。彼女のユーモアのセンスも好きです。

 

と、ここまでご紹介してきたHanna、Zoë、Haileyの3人が最近新しくライブショーを始めました。毎週火曜の夜7時(EST)に配信されるその名もBOOKMARKEDです。時間が合わなくても後で録画がアップされるので安心。ただ、こちらは雑談が主なので、初心者の方は聞き取りづらいかもしれません。



Elliot (Elliot Brooks)


ここまで紹介してきたBookTuberたちは主にYA(ヤングアダルト)の本を紹介しているのですが、Elliotは大人向けの小説を紹介してくれます。(YAもあります)彼女のブックレビューはとても参考になります。ネタバレなしの範囲で、なぜ好きだったか、なぜ嫌いだったか、どこが問題だと思ったかなどしっかり説明するのがとても上手です。

 

Cindy (readwithcindy)

今回最後にご紹介するCindyは3か月前にチャンネルを開設したばかりです。私自身つい先日Zoëのツイートから発見したのですが、彼女のビデオは面白いです。

こちらの動画は最新のものです。BookTube Newbie Tagという動画はもともと新しくチャンネルを開設した人が作るビデオで、自己紹介のようなものです。先日ある男性が作成したNewbie Tagで、BookTubeでは若い女の子たちがメイクで着飾ってYAばかりの本を興奮気味に紹介し、同じようなことばかりしていてうんざり、などと述べたことが問題となっていました(該当ビデオは既に削除されています)。そこでCindyが作ったのがこのビデオです。男性がビデオの中で述べていたような典型的なBookTuberになりきっているのですが、皮肉たっぷりで面白いです。最後には多くのBookTuberたちが出演するミュージックビデオもあります。彼女はこれからもっと人気になるでしょうし、なってほしいですね。

 

今回ご紹介したのは私のお気に入りBookTuber達です。本当はまだまだいるのですが、あまりにも長くなってしまうのでこのあたりでやめておきます(笑)次回は有名どころをご紹介しようかと思います。

Restore Me

今日ご紹介するのはRestore Meです!

Restore Me (Shatter Me)

 

星4.5!⭐️⭐️⭐️⭐️

ストーリー ⭐️⭐️⭐️⭐️(エンディングは星5つ!)

キャラクター ⭐️⭐️⭐️⭐️

読みやすさ ⭐️⭐️⭐️⭐️

 

随分前にご紹介したShtter Meシリーズ最新刊です!

 

2014年にShatte Me Trilogyは完結していたのですが、今年の春に第4巻が発売されました!今後2冊の発売も控えているので合計6冊のシリーズになる予定です。

 

このシリーズは私が洋書を読み始めたころに出会った作品なので私にとって特別なシリーズです。エンディングに満足していたものの、その先が気になってもいたので発売が発表されたときは本当に嬉しかったです。

 

第1巻のあらすじはこんな感じ。(過去記事より抜粋)

この物語の主人公Julietteは不思議なパワーを持っています。そのパワーは素手て触れるだけで人を殺せる程の威力。それ故両親を含め、世間から孤立し、隔離されて生きていました。
 
荒廃した国を再興させることを謳い、国家を牛耳る組織、The Reestablishmentの若き指揮官WarnerはJulietteのそのパワーに目をつけ、彼女を武器として使う計画を持ちかけます。しかし、人を傷つけることを望まず、自由を欲しているJulietteはWarnerのもとから逃れ、世界を変えるため自らが新たな計画を立てることを決意します。

 

この時から比べるとJulietteが別人並みになっていて何だか懐かしいです。私のお気に入りのキャラクターにKenji Kishimotoという日本人がいるのですが、今作でも彼が活躍しています。初めて明かされる哀しい過去もあったりして、キャラクターとしての深みも増してきたように思います。

 

この作品に私が出会ったのは高校生のころで当時まだファンタジーディストピアン小説にあまり触れていなかったのですべてが新鮮で面白かったと記憶しています。そんなわけで私個人には特別に思い入れがあるのですが、ストーリーラインにはちょっと典型的なところもあったり(恋愛要素とか)、そういう理由で好まない人がいるのも十分理解出来るんですよね。最近のYA界ではかなりキャラクターに多様性が求められているし、色んな人種やいろんなジェンダーセクシュアリティのキャラクターが登場するのですが、まだその流れに乗る前の作品かな、という印象です。後はメインキャラクターの一人が1作目から大きく変わっていくのでそこが受け付けない人もいるって感じかな。

 

1作目は特に書き方が独特なので、読みづらいかもしれませんが2作目以降は割と普通です。キャラクターの心情に合わせて書かれているのでこういった変化が起きていると認識しています。読みやすさで言うと2巻以降のほうが読みやすいのですが、1巻読まないわけにはいきませんからね(笑)

 

今作はアクションシーンは少なくて、それよりも人間模様にフォーカスしている印象です。3巻の発売からかなり空いているのでそのギャップを埋める役割も担っているのでなるほどなって感じ。シリーズの拡張に伴って、Julietteの世界も広がっていくのでその辺の新しい情報が知れるのは楽しかったです。エンディングは特に素晴らしくて、今すぐ続きが読みたいです。

 

私の好きなKenjiのnovella(中編)も発売予定なんて話があるので楽しみです。気になる方はぜひ!!

 

 

ここから、ネタバレを含みます!まだRestore Meを読んでない方はこの先は読まないことをお勧めします!

 

 

 

チャプター1が好きすぎます。KenjiとWarnerのこの関係性が大好物なのでこの2人の短編欲しいです。とにかくKenjiが好きなので、JulietteとKenjiの関係性も好き。

関係性といえばAdamとWarnerですね。Trilogyの中で異母兄弟だったことが明らかになったこの2人。お互いにしか理解できない傷を負っているので初めて分かり合えるところがでてきたようです。Ignite MeのAdamは本当に嫌な奴で、気持ちはわかるけど何なんだ君は!!と言いたくなるような男でしたが、ここからどうなるのか興味が湧いてきました。1作目ではおとぎ話に出てくるヒーローのような存在で、優しくて、勇敢なキャラクターでしたが、今作でWarnerと語り合う彼はむしろ弱くて、傷ついているけれど正直で、人間味が出てきたというか、ここからの成長が楽しみなキャラクターになりました。

 

JulietteもWarnerも好きなのですが、2人してCastleの意見をまったくと言っていいほど聞き入れないのにはイライラしましたね。Castleの言うこと聞いてればそれ回避できたよね?と思うことがちらほら。そもそもJulietteは何の経験もなく、しばらく世間から隔離されていたレベルなのになぜみんな彼女がsupreme commanderになることに同意してるんだろう(笑)まあ、それを言うと物語が進まなくなってしまうのですが。後はこの2人がちゃんと話し合わないのも良くない。お互い気を使いすぎていたり、その場しのぎだったり。

 

新キャラクターの登場にはワクワクしますね。私のお気に入りはNazeeraです。カッコいい!彼女の活躍がもっと増えるといいな。LenaはWarnerの元カノということで人気はないみたいですが、個人的にはLenaが今後どう引っ掻き回すか気になってます。他のキャラクターについてはJulietteの姉、Emmalineも含めてまだ情報が少ないのでそのあたり次回作に期待ですね。

 

エンディングも最高でした。最後のチャプターはヤバい。Julietteの記憶がない理由は明らかになっているものの、Warner側の記憶がないのは何故なんでしょう。Ellaとしての記憶はあるのかと思いきや、確かWarner視点の時にオセアニアのcommanderは子供いないみたいなこと言ってた記憶があるので彼もまた記憶を操作されてるんでしょうか。でも、NazeeraはJulietteを覚えているわけでますます謎です。

 

続きが今すぐ読みたいけれど4月まで待たねば…!楽しみです!!

 

 

 

 

 

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