Saint Anything

今回はこちら!

 

Saint Anything

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星5つ!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

今までに読んだ本の中で、Contemporary部門第1位かも!そして表紙が好きです。何故この表紙なのか、そして何故このタイトルなのかわからなくてもお気に入りの表紙でしたが、本とのリンクがわかるともっと気に入りました。

 

ちなみに、Contemporaryというカテゴリーは現代が舞台の作品で、その中でも架空の世界ではなく、より現実的な物語という位置付けだと解釈しています。(違ったら教えて下さい) このブログで紹介してきたものだとSarah DessenやRainbow Rowell、John Green、Colleen Hooverあたりが該当します。

BookTubeでContemporaryという単語をよく聞くのですが、人によってはその本の設定が現代であるということを示すだけ、つまり時代区分でしかなく、本のジャンルではないという人もいて難しい。とりあえず、現代が舞台の本であることは確かです!(笑)本のジャンルの定義を今度調べてみたいと思います。

 

YA界隈では、夏になるとContemporaryが読みたくなる、なんて言われています。どうやら、長い夏休みの間にビーチやプールサイドで読むのにもってこいらしいです。何か、アメリカ!って感じしますよね。(個人的なイメージですが)

 

私はSi-FiやDystopianのシリーズを読み終えたら最低1冊はContemporaryを挟みます。Si-FiやDystopianは、その物語の世界観とある程度の設定を理解しないと楽しめないので、割とドップリはまります。それをリセットするためにも軽く読めるContemporaryを選びます。

 

脱線しましたが本題に戻りましょう。

なぜこの本を選んだかというと、Sarah Dessenの本は今までにJust Listenしか読んだことがなかったからです。その時はまだ洋書に慣れていなかったので、正直かなりの読み落としがあるはず(笑)何かもう1冊くらい読みたいと思っていたらこの表紙が目に入り、新しい作品であることも分かったので購入しました。

 

主人公のSydneyは兄であるPeytonの影に隠れてあまり注目されない子でした。Peytonはその容姿と行動で周りから一目置かれる存在。Sydneyは注目されることを望んでいなかったので、自分がinvisibleな存在でもかまわなかったのですが、Peytonがある事件起こしたことをきっかけに変わっていきます。

 

Sydneyの恋愛模様ももちろんあるのですが、それだけではなく、家族の問題も描かれています。Peytonのしたことが許せない一方で、家族のことを心から憎むこともできず葛藤する様子は私もわかる気がします。

 

Sydneyが新たに出会う友達が最高でした。

MacLaylaが特に好きです。こんな友達がいたら楽しいだろうな。私はこの本を読んで猛烈にフレンチフライ(フライドポテト)が食べたくなりました(笑)

何故そうなったかはぜひ読んで確かめてくださいね。

 

笑えるシーンやシリアスなシーン、イライラするシーンなど色々な感情が楽しめる作品です。それでいて重くないので、サクサク読めるはず。私は3日で読みました!

 

この夏、サクッと読める面白い洋書を探している方、オススメです!もちろん、夏じゃなくてもオススメですよ!