青い城
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
せっかくお題が本についてなので初めて挑戦します。
人生に影響を与えた1冊。難しいですね。好きな本はたくさんあるのですが…。本棚を眺めると…ますます迷います(笑)
よし、決まりました!私の人生を変えた一冊はこちらです!
青い城 モンゴメリ
まず、この本を手にしたきっかけからお話します。エミリーを読み終えて、モンゴメリの作品をもっと読んでみたいと思った私は買って後悔することはないだろうと、角川文庫のモンゴメリのロマンチック文庫シリーズを大人買いしました。
- 青い城
- 銀の森のパット
- パットの夢
- もつれた蜘蛛の巣
- 丘の家のジェーン
- ストーリーガール
- 黄金の道 ストーリーガール2
さて。では青い城は一体私の読書人生の何を変えたのか。それは、私の読書に対する姿勢、というより世界観です。
それまでの私の基本的な読書スタイルはハマった本を短期間に一気読み!というものでした。とにかく面白いと思ったら一気にのめり込んで読み、読み終わったらまた次に面白いと思える本やシリーズに出会うまで読書はあまりしない。そのため一気に読みたくならない本は自分が気に入っていない本、という認識でした。
ハマったら一気に読む、と言うのは今も変わらないのですが、それだけが本の楽しみ方ではないことを知ったのです。
私の中で赤毛のアンやエミリーは夢中になって一気に読みたい本でしたが、同じ作者でもこの青い城はゆっくり楽しみたい作品。不思議な感覚でしたね。
それからもうひとつ。インターネットでレビューを見た時、私にはいまいち理解できないことがありました。洋書でも和書でもいらっしゃるのですが、文章のスタイルや作風が自分には合わない、という感想です。私はこの本は面白い、面白くないという二つのくくりで本を分類していました。そのため、読んだ本の何が好きか考えても、この場面が面白い!とかこの登場人物がカッコイイ!といった感想しか浮かびませんでした。文章のスタイルや言葉選びに重きを置いていなかったのです。
それが、この本を読んで少しわかった気がしました。例えば、モンゴメリの作品で私が好きなのは風景の描写です。風景の描写だけで何だかロマンチックな感じがしてウットリします。…なんてまだまだ浅い感想しか出てきませんね。
言葉にするのはまだなかなか難しいのですが、感じ方が変わったのは確かです。これはもしかすると年齢と共に内面も成長したからかもしれないし、より多くの本を読むようになったからかもしれません。しかし、青い城は確かにそのきっかけとなってくれました。
と、いうわけで。
私の人生を変えた一冊
というお題に沿っているかやや疑問ではありますが、私の一冊は青い城です。
みなさんの人生を変えた一冊はなんですか。