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Me Before You

洋書 ブックレビュー
こんにちは。
今回ご紹介するのはこちら。
Me Before You

Me Before You

まず、私の評価から。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 星5つ

この本を読む前の私のコメントはこちら。
(翻訳版のあらすじを受けて)テーマとしては難しいところもありますね。発売されたのは2012年ですが、映画化が決まって今注目されている本で、BookTuberたちもこぞって読んでいる模様。今年映画が公開されるこの作品。日本でも公開するといいですね。泣ける作品らしいのですが、本を読んであまり泣かない私は泣くのか…そこも楽しみです。
これを見て分かる通り、私の中でこの本は映画化する泣ける本ぐらいの認識でした。そんなわけで、本や映画ではめったに泣かない(映画に関しては泣いたことがないと思う)自分が泣くかちょっとワクワクしてるぐらいでした。

が、この本は全くもって軽い本ではありませんでした。むしろとても重いです。とういわけで、この本が気になっている皆さんの中に、多読の練習としてサラッと読める本を探している方や、楽しい本を読みたい気分の方がいたら、別の作品を探すことを強くお勧めします。


ここでもう一度日本語版のあらすじを引用します。
6ヶ月限定の介護職についたルーが出会ったのは、事故で四肢麻痺になった、かつての実業家ウィル。はじめは冷たい態度をとるウィルだったが、ルーの実直な態度に徐々に心を開き、またルーもウィルのおかげで自身をもてるようになる。
壮大なネタバレになるので、途中を省略します。もし、前の記事で見てしまった方がいたらすみません。
いのちと生き方について考える、世界で大反響を呼んだベストセラー・ラブストーリー。
とまあ、こんな感じです。私自身、壮大なネタバレポイントに関しては斜め読みして見落としていたようです。よかった…。もし見てしまった方、本当にごめんなさい。

これだけ見るとよくあるお涙ちょうだい系の難病もの(といっても事故ですが)に聞こえますが、全く違います。
読み始めてから普段読むYAではなく、大人向けの小説だったとわかり、やや不安でしたがたまに医療用語を調べる程度で読むことができました。普段読むのがYAレベルまでの本でも、洋書に慣れていれば大丈夫かと思われます。

この本の驚くべきところは、難しいテーマを扱っていながら、楽しいシーンが数多く存在するということです。Willの体の麻痺が魔法みたいに治るわけではないので、辛さや苦しみは常に根底にあるのですが、LouとWillのやりとりはクスッと笑えるポイントも多く、純粋に楽しむことができます。

とはいえ楽しいだけではなく、世間のWillに対する反応やWillと周りの人々との意見の食い違いも描かれていて、読みながら度々考えさせられました。

自分がWillの立場だったら、Louの立場だったら。Willの家族、Louの家族、はたまたLouの彼氏の立場だったら。どんなふうに考えて、どんな行動を取るのか。考えてみても全く想像がつかなくて、でもそれを考えることは本当に大事だと思う。…なんとも不思議な気持ちです。
そして、それを考えるきっかけをくれたこの本と作者のJojo Moyesに心から感謝したいです。

和書、洋書関係なく、今まで読んだ本とは何が違って感じました。私はこの本との出逢いを大切にしたいと思えたし、時々読んで、何度でもこの問題について自分の意見を探したいです。

ネタバレを避けるとなんだか抽象的なことしか言えないのですが、読む価値はあります。ぜひ読んでみてください。

そして、映画化。
日本で公開されるかはわかりませんが、YouTubeに予告編があります。本を読み終わったらぜひ見てくださいね。本を読む前に見てしまうと、重要なシーンのネタバレになります。そこだけご注意を。

今まで紹介してきた本と一味違って楽しいだけの読み物ではありませんが、紹介してきた本の中で一番のオススメです。ぜひ読んでみてください。