The Lunar Chronicles #4 Winter

いよいよThe Lunar Chroniclesも最終巻です!

Winter (The Lunar Chronicles Book 4)

こちらは白雪姫のretellingで、Winterが本格的に主要な登場人物に仲間入りします。
WinterはLavanaの継子で、Cinderとはいとこ同士です。この辺のことはCressと共にご紹介したFairestを読むと詳しく知ることができます。

さて。この巻ではLavanaとCinderたちの戦いがついに本格化します。LavanaとEarthernの戦いでもあり、LavanaとLunarの戦いでもあるこの戦い、果たしてどうなる…!



まあ、最終巻なわけで、結果としてどちらが勝つかはわかりますが、予想もしないことが次々起こります。そして、なんといってもボリュームがすごいです。私の買ったペーパーバックは約820ページもありました。最長記録です。重いです。正直重くて読みづらかったけれど(笑)読む価値はあります。

820ページを読み通せると、ものすごく自信がつきます。シリーズ通算だと何千ページの世界…。1年前からは想像も付かない数字です。

さて、評価は!
星5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

いい終わり方でした。戦いが終盤になるにつれて悲惨さが増していったので辛かったけれど、終わり方はほっこり。ここからLunarが、Earthernたちがどうやって生活や互いの関係を立て直していくのか、気になります。

私のお気に入りランキングはCressから変わらず
1位 Thorne
2位 Cinder
3位 Iko
4位 Kai
5位 Scarlet
です。が、Ikoのお気に入り度がかなり上がりました。

好きなコンビ部門はこちら!
1位 Cinder & Thorne
この2人は初期から共に旅をしていたコンビ。そこに恋愛感情はないのですが、絶妙な信頼関係で成り立つ2人で、お互い軽口をたたき合うシーンが大好きです。
Shatter Me Trilogyを読んでいた時、JulietteとKenjiの関係が好きだったのですが、そのコンビと同じぐらい、いやそれを上回るくらい好きなコンビです。

2位 Cinder & Iko
KaiやThorneたちに出逢うまでのCinderはサイボーグであることや養子であることを理由にAdriたちに虐げられてきました。そんな生活の中で常にCinderの味方だったIko。Ikoはアンドロイドですが、誰よりも人間的な心を持っているキャラクターです。でも、やっぱりアンドロイドで人の役に立ちたい、役に立たなければという思いも抱えています。そんな2人には家族のような親友のような絆があってとても素敵な関係です。特に最終巻では、読みながら何度も“Iko〜!”と叫びたくなりました(笑)

3位 Scarlet & Winter
なんとも歪な関係から始まったこの2人の交流。それがLavanaとの戦いをともに進む中で徐々に信頼関係が築かれていきます。ScarletはWinterをCrazyなんて呼んで、Winterはそれを真に受けているところがありますがなんだかんだお互いを気にかけている2人。初めはあまり…でしたが、案外嫌いじゃない。


さて、The Lunar Chronicles本編はついに終わりましたが、今後の展開はこんな感じです。
まず、現在すでに発売されているのがこちら。
Stars Above

Stars Above: A Lunar Chronicles Collection

短編集です!最終巻のその後の様子が伺える模様。まだ入手していないので、読んだら詳しくお伝えします!

そして、今後発売予定なのが
Wires and Nerve
こちらはIkoが主役のGraphic Novelです!
作者のMarissa Meyerはもともとセーラームーンを始めとする日本のマンガやアニメに興味があったらしく、自分でもGraphic Novelを出すのが夢の一つだったとか。2017年出版予定なのでまだだいぶ先ですが、楽しみです!今の所2冊で構成されるようで、設定としてはThe Lunar Chroniclesの後で、Stars Aboveのepilogueの前だそうです。

最近はやりの大人の塗り絵も2017年出版予定のようです。大人の塗り絵、興味があるけどまだ手が出せていません…どんな絵になるか楽しみです。

The Lunar Chroniclesはなかなかボリュームのあるシリーズなので、初めて洋書を読む方にはあまりオススメできません。が、とても面白いので、洋書に慣れてきたらぜひ読んでください!恋愛要素ももちろんありますが、それがメインでもないので、男女問わず楽しめると思います!

この秋にはBox Setも出るようなので、そこで一気に揃えるのもアリですね。この箱欲しかったな。秋までに洋書に慣れておけば、時間はかかっても読めるかと思います!