The Lunar Chronicles #1 Cinder

みなさんこんにちは!お久しぶりです!
今日はCinderをご紹介します!

Cinder (The Lunar Chronicles Book 1)

〈あらすじ〉私の名前はシンダー、16歳。子どもの時の事故で、身体の多くの部分がサイボーグ。左足は少しサイズの合わないチタンの義足。私を養子にした父は事故で亡くなり、いまは継母と3人の姉と暮らしている。姉たちは王室主催の舞踏会を楽しみにしているが、私は埃と油にまみれてメカの修理に勤しむ。これでも結構優秀だと評判だ。第四次世界大戦後の地球は、原因不明の感染症が流行っていて、存亡の危機。さらには月の王国に住む“ルナー”が地球制服を企んでいる、なんてきなくさい話もある。ルナーには〈魔力〉があり、とりあわけセレーネ王女は凄いらしい。その力で、見えないものを見させて人々を操っている、って噂。ホントかな? そんなある日、私のメカニックとして評判を聞きつけたひとりの青年が工場にやってきた。長年一緒のアンドロイドの調子が悪いので、直して欲しいとのこと。よくよく見たら、なんとカイ皇太子! これって運命の出逢い!?——いや、本当にこの出逢いが私を地球存亡を賭けた闘いへと巻き込むことになろうとは……。 
翻訳番のあらすじ(amazonより引用しました)はこんな感じですね。…うん、引用しておいてアレですが、イメージと違うな。なんか文体が子供っぽい。その割に“きな臭い”って……うん。(笑)そして征服が制服になってますね。というか、セレーネ女王ではない。それ、姫だから。いや、ひどいなこれ。まあ、それはさて置き。これを読んだらお分かりかと思います。この本はシンデレラのお話がベースになっています。こういう作品はretellingなんて言われてますね。

The Lunar Chroniclesというシリーズで
#1 Cinder  シンデレラ

Cinder (The Lunar Chronicles Book 1)

#2 Scarlet 赤ずきん
#4 Winter 白雪姫

Winter (The Lunar Chronicles)

の4冊で構成されています。番外編としては短編集が2冊です。それぞれ、タイトルの横に書かれた物語がベースになっていますが、そこまで要素は強くないかなと思います。

日本語ではScarlet以降の作品は発売されていませんので、原書で揃えるのが手っ取り早いかと思います。

では、ようやくCinderのレビューです。
とりあえず、私の総合評価から。
ズバリ、星4つ!⭐️⭐️⭐️⭐️
話は面白いですし、キャラクターも好きです。CinderとKaiの組み合わせも好きです。(特に舞踏会についての攻防戦が好きです。)そんなわけで、星5つでも良かったのですが、これからあと3冊もあるわけで…。これからに期待してあえての星4つです(笑)

主人公を好きになれるかってかなり需要ですよね。それは和書も洋書も同じですが。Cinderはシンデレラが元になっているだけあって、なかなかの人生を送ってきています。し、さらに大変な目に遭うわけですが、それでもその時できること、自分が正しい、やるべきだと思っていることをできるところが良いなと思います。
まあ、その判断がいつも正しいとは限りませんが、人間そんなものだし(サイボーグだけど)そうでなきゃ物語にもなりませんからね(笑)

文章もそこまで難しくないので、とてもオススメです。恋愛要素も強すぎないと思うので、男女関係なく楽しめるはず!ジャンルでいうとSFとDistopianの融合ってところですかね。
オススメです、Cinder!